パートナーがいるのにセックスレスになってしまう理由

パートナーとのセックスは生活にいろどりを持たせてくれるだけでなく、相手をもっと深く理解したり、愛情を深めたりできる重要な行為ですよね。特に男性は「パートナーとのセックスが何よりも好きだ」「パートナーとのセックスが生きがいだ」という方も多いでしょう。

しかし一方で、大手コンドームメーカーの相模ゴム工業株式会社が日本人を対象に行った調査によると

「結婚相手、交際相手と世間一般に言うセックスレスだと思いますか？」という調査では、結婚している人の約５割、結婚していない（交際相手がいる）人の約３割がセックスレスだと思うと回答しているという結果が出ています。

引用元:相模ゴム工業株式会社

この結果から、世の中にはセックスが好きな男性があふれかえっているにもかかわらず、セックスレスで悩んでいるカップルは想像以上にたくさんいるということがわかります。

そもそもセックスレスとはパートナーとのセックスが長期間（１カ月以上）ない状態や、カップルのどちらか一方でもセックスをしたいと思っているのに、セックスができていない状態を言います。

「付き合った当初、結婚した当初はあんなにも毎日激しく愛し合っていたのに、今では全くセックスがない」「セックスすることに面倒くささを感じるようになった」「もう何年もパートナーとセックスしていない」という悩みはよく耳にします。

セックスレスになってしまった理由４選

では、どうしてパートナーがいるにもかかわらずこんなにもセックスレスになってしまう人が多いのか、今回はその主な理由をまとめてみました。

パートナーとのセックスにマンネリを感じ面倒くさくなった

探求心のある男性は、どうしたら女性をもっと感じさせられるかということを常に考えており、毎回いろんなプレイを楽しむことに全力を出します。一方で「自分の欲求をすぐに解消したい」「自分が満足できればそれで良い」という男性もたくさんいます。

後者の男性のプレイは単調で女性を感じさせられないことが多く、結果セックスのマンネリを生みます。セックスのマンネリ化が進むとお互いセックスが機械的なものになっていき、やがてセックスレスへと変化していくのです。

改善策としては、常に新鮮な気持ちでセックスに挑めるようにどんどん新しいことを取り入れていくことが良いでしょう。セックスは一人でするものではなく、常にパートナーと一緒に楽しむものだということを意識しておくと、単調なプレイになり辛く、マンネリにもなり辛いでしょう。

パートナー以外で性欲を発散できるところがある

近年、日本の性風俗の多様化は著しく、インターネットによるエロ動画の爆発的な普及もあいまって、男性がパートナー以外のところで性欲を発散できる場が増えました。その結果、男性はパートナー以外の場所で性欲を満たすことが多くなり、セックスレスに陥るカップルも増加したと考えられます。

女性に魅力がなくなったわけではないのですが、男性には慣れると新しいエロを探すようになる習性があるので、この性風俗の多様化や簡単に観ることができるインターネットエロ動画などはパートナーとの性生活にしばしば弊害となってくることがあります。

こんなことでセックスレスにならないためにも、普段からコスプレエッチや、いつもと違ったシチュエーションでセックスしてみるなど常に新しいことに挑戦しているカップルはセックスレスになり辛い傾向にあります。この場合も、セックスを二人で一緒に楽しむということを常に意識しておくと良いでしょう。

年齢的な問題を感じる

男女の性欲には男性ホルモンの中に含まれるテストステロンという成分が主に関係しており、男性は１８歳から３０歳の間にこのテストステロンが最も分泌されると言われています。したがって性欲のピークも１８歳から３０歳ということになるのですが、これ以降は年齢とともに徐々に減少していきます。

一方女性の性欲は２０代から徐々に高まり始め、３５歳を迎えるころにテストステロンが最も分泌されると言われています。しかもこのテストステロンの分泌は４０代を過ぎても続くそうです。つまり女性は３５歳ごろに性欲のピークを迎え、その後も一定以上の性欲を保つのです。

こうしたことから男女の性欲のピークにはズレがあり、これがセックスレスの原因になっている場合もあるのです。しかし、こればかりはどうしようもないことなので、男性の加齢による性欲の減少は、ある程度は仕方のないものだと割り切って考えたほうがよさそうです。

どちらかまたはお互い疲れている

男女に言えることですが、仕事が忙しくどちらか一方でも疲れきっていると、セックスしようという気すら起こりません。こんな状態が何日も続くとセックスレスに陥るのです。

なかなか日々の忙しさで疲れきった状態でセックスに時間をあてるのは難しいとは思いますが、どちらか一方でもセックスレスと感じてしまえば、それはのちのち大きな溝となり、喧嘩や最悪別れにも繋がる可能性があります。

セックスレスを軽く考えず、取り返しのつかない事態になる前にスキンシップから始めてみるなど早めの対処をしておいたほうが良いでしょう。

セックスレスにならないためには

今回紹介した主な４つの原因以外にもさまざまな理由があるでしょうが、セックスレスとは、どんなカップルにも起こりうる可能性のある問題です。セックスレスで将来悩まないためにも、今のうちからパートナーとの会話や軽いスキンシップなどのコミュニケーションを日常的にたくさんとるよう心掛けておくと良いでしょう。

もし現在、自分やパートナーがセックスレスかもしれないと感じているのであれば、一刻も早く対処をすべきです。セックスレスを改善するには、まずどうしてそうなってしまったのか原因を探るところから始めないといけません。

セックスレスは、なかなか他人には相談し辛い繊細な問題だとは思いますが、しっかり原因を探りお互いが解決しようという気になれば解決できることも多い問題なので、パートナーとじっくり時間をかけて話し合い解決していくことが一番重要なことなのです。