不安を解消！性病の症状と自宅でできる検査キットの使いかた

このページをご覧になっている人の中にはもしかしたら性病にかかってしまったのではないと夜も眠れないほどの不安に駆られている人もいるかと思います。性病に限らずですが、体調がすぐれない時や疑いが少しでもあるときはまずは症状を知って、検査をすることが大事です。

人に言いにくい、恥ずかしくて医者にいきづらい...という人は自宅でできる性病検査キットを試してみてはいかがでしょうか？いざというとき、すぐに行動に移せるようにまずは性病のことをよく理解しておきましょう。

代表的な性病の症状一覧

性病と言っても男女によって症状が違っていたり、潜伏期間が長いもの短いもの、さまざまです。自分がどんな性病にかかっている可能性があるのか知るためにも代表的な性病にかかることで起きる症状を確認しておきましょう。

HIV

性交渉での感染、血液感染、母子感染の3種類の感染経路があり、フェラチオやクンニなどのオーラルセックスでも感染する可能性がある性病です。よくキスでも感染するといわれていますが、唾液の交換くらいでは感染することはまずありません。

死の病として恐れられてきたが現在では医療の発達によって発症させずに生涯を終える事も可能になっています。

症状

初期症状	急激な発熱やのどの痛み、インフルエンザに似た症状があらわれる 普通と風邪と同じで自然と症状はなくなる
潜伏期間	数年～10年以上なにも症状がない期間が続く 帯状疱疹など特殊な病気にかかりやすくなる
エイズ期	完全に免疫力が低下して悪性腫瘍や神経障害といった重病にかかる

淋病

日本国内での感染者の数は年間で約1万人ほどずつ増加している性病の一つ。女性よりも男性の感染率が高く、その比率は7:3と言われています。基本的には陰部に菌が住み着くことで発症するが、最近では喉への感染も増えていて、オーラルセックスによって感染するケースが増えています。

症状

男性	人によって症状には違いがあり、無症状なこともある 尿道に感染すると勃起した時や排尿をしたときに激痛を感じる 睾丸がみてわかる程に腫れあがって痛みを伴うこともある
女性	特徴的な症状があらわれるわけではなく、おりものが増える程度 気付かずに放置してしまうと子宮内膜炎を併発して下腹部からの出血が起こる

性器ヘルペス

唇や顔などに症状が出るウィルスと性器に症状が出る二種類のウィルスがあり、性器に症状が出るほうのウィルスの感染者は国内で10%前後と言われています。感染していても症状が出ない人も多く、過度のストレスや体調不良によって治っては再発を繰り返す厄介な性病です。

長くても1週間ちょっとの潜伏期間の後に発症します。

症状

男女共通の症状として赤いぶつぶつや皮膚のただれなどが現れます。また、初感染時にはリンパ腺の痛みや発熱を伴う場合があります。

男性	亀頭や包皮（いわゆる皮）に症状がでることが多い 稀にお尻にもあらわれる
女性	膣の入り口、お尻に症状がでることが多い 女性の場合が痛みがひどく排尿もできない場合がある

梅毒

流行り出した当初は不治の病と恐れられていましたが、現在では早めに治療を開始することで完治することができる性病。コンドームをつけないセックスが原因で発症することが多く、感染力の非常に高いウィルスです。

症状

男女による症状の違いはなく、4の段階に分かれて症状が進行していきます。発達した治療技術のおかげで現在では第三期まで進行することはほとんどなくなりました。

第一期	梅毒に感染した部位にコリコリとしたしこりのようなものあらわれる 同時期に足のリンパが腫れる事があるが、痛みや痒みなどは一切ない 次の段階に進むまでは無自覚である
第二期	感染から3週間から12週間が経過すると細菌が全身に回った状態になる 赤い発疹や発熱がみられるようになる
第三期	結節性梅毒疹や梅毒性ゴム腫といった腫瘍ができ始める
第四期	脊髄や脳、血管まで犯されてしまい内臓が破裂することもあり死に至る

尖圭コンジローマ

一番長くて3ヶ月ほどの潜伏期間を経て、鳥のとさかにも見えるような乳頭状のイボイボがあらわれます。痛みを感じることがないので、目視で確認できない場所にできてしまうと発見が遅れてしまって症状が悪化する場合があります。

性器にできることが多いですが、それ以外にも肛門や口内に症状がでることもあります。

症状

進行することによってイボも大きくなり、広がって数も多くなってきます。内部から治療する方法がなく、できてしまったイボを切除することしかできないので、再度症状が出る場合が多い性病です。自然治癒することがある珍しい性病の種類でもあります。

カンジタ症

正確に言うと性感染症ではなくカンジタという名前のカビが性器に発生することで引きおこる感染症です。性器を露出している男性に比べて女性の方が感染率は高いです。セックスをしたことがない人でもかかる可能性があり感染症です。

免疫力が低下している時に発生しやすい病気でもあります。

症状

男性と女性で症状の違いが顕著にあらわれる感染症です。男性が菌自体を保有していても症状があらわれないことも多いですが、女性の場合は症状が出やすいです。

男性	亀頭に痒みやただれ 亀頭包皮炎にかかる（水疱ができる） 亀頭が赤くなりカスがではじめる
女性	白いヨーグルト状のおりものが増える 膣に痒みがでる 膣が炎症を起こす セックス時の痛み

自宅で検査が可能

症状を確認してみると、もしかしたら性病に感染しているかもしれない...そう不安になってもいざ病院へいこうとして怖くていけない。勇気がなくていけない。そんな人のために誰にも知られることなく、任意の時間に性病検査を行うことができる性病検査キットが存在しています。

念のためにやっておきたいなという人にもオススメしたい検査キットの使いかたを説明します。

血液採取

血液採取の検査キットから以下の性病検査ができます。

• エイズ
• 梅毒
• B型肺炎
• C型肺炎

ランセットと呼ばれる器具を利用して血液採取を行います。キャップを外してレバーを押すことで針が出てくる仕組みになったいて、それを指に押し付けることで血液を採取します。一度レバーを押してしまうと再使用は不可能なので注意が必要です。

器具のセットにはろ紙が付属しているので、そこへ指の血液を落とします。指定されている円の中が赤くなるくらいに血液で染めましょう。ろ紙を血液で染めたら乾燥させて袋に入れて郵送する形になります。保健所などで行う血液検査よりも簡単で痛みも少ないです。

膣分泌液採取

女性専用の性病検査キットになります。以下の性病検査できます。

• 淋病
• トリコモナス
• カンジダ
• クラミジア

長い綿棒のような形状をした棒を膣内に入れて、分泌液を採取してそれを付属している袋に入れて郵送します。痛みもなく簡単に行うことができる検査キットですが、注意点があります。生理中や生理終了直後に採取した分泌液では検査結果が正しく出ないことがあります。

また、綿棒に手を触れてしまうこともNGです。清潔な状態で採取しないと誤診断をされることがありますので注意してください。

尿検査

小学校などでも実施していた尿検査からは以下の性病検査ができます。

• 淋病
• クラミジア
• トリコモナス

使用方法は小学生のころと全く同じです。コップに朝最初の尿を取り、スポイトを使って指定のラインまで尿を入れます。こぼれないように蓋を締めて二重に用意されている袋に入れて郵送します。

淋病は最近の性病の流行りでもありますので、検査キットを利用して調べてみるのもいいかもしれません。

陰嚢擦過物検査

こちらは男性専用の検査キットになります。調べられる性病は以下の通り

• カンジダ

綿棒で陰茎全体をぬぐって専用の容器に入れて梱包して郵送します。綿棒の先端で陰茎以外のものに触れないように注意してください。こちらも正しい検査結果が得られない場合があります。

咽頭検査

オーラルセックスなどで感染する以下の性病の検査をおこなうことができます。

• 淋病（喉）
• クラミジア（喉）

専用のうがい液を用いて検査を行います。必ず食事をする前の起床後におこなってください。しっかりと上を向いてガラガラと音を鳴らしながらうがいをして紙コップに吐き出します。それを付属している容器に移し替えて蓋を閉めて郵送します。

綿棒で喉の粘膜を擦って提出タイプのキットもありますが、嗚咽や激しい痛みをともなう場合があるため、専用のうがい液を使用するパターンが増えています。

少しでも異常を感じたら迷わず検査を

もし自分が性病にかかっていたらなんて考えると本当に夜も眠れなくなってしまいます。世の中にはエイズノイローゼと言われる精神的な病も出回っています。性病検査キットを使用すれば、誰にもばれることなく自宅で簡単に検査することができます。

怖かったり不安だったりするかもしれませんが、それよりも症状を知って治療を始めることのほうが大切です。心配して悩んでいる人は是非一度試してみてください。